(T 最近の学術分野での悲しむべき話題 ...

ええーっ、そんな風土あるの!?

「コピペ」っていういかにもマスコミ受けしそうな表現が、考えなしに使われてることが問題。
たとえば、私たちの分野では、自分の研究の中で概念をどう定義するか明確にします。その際、自分勝手に「心理っていうのは○○です」ってことにはなりませんよね。どんな枠組みで研究を進めるのかという点の共通理解をし、初めて同じ土俵に乗って議論できるわけだから。
このときの定義についての記述は、そういう意味を持っているので、これまで研究から導かれた表現を使うわけです。この研究での共通言語はこれですって表明するために。同様に、レビュー部分も、オリジナルの結果表記を変えるわけにはいかないので、意味を変えないよう考えつつ内容を紹介するという記述になります。でも、この部分をコピペって言ってしまうとなぁって思うわけです。
たしかに、論文の査読をしていると、先行研究の主要な部分をそのまま使っている粗悪品も散見されますが、ちゃんと見ていれば、少なくともその研究をちゃんと指導していれば見落としましたってことは起こりえないし、そのような悪習が連続していくってことも(むりやり論文を乱造しようとしない限り)ないはずです。

というわけで、この記事のそれ自体以外の問題は、前述の某教授が以上のような説明なしに安易にこの言葉を使ったことにあると思っています。(文責:東條)
学位論文「コピペ当然」の風土をいかに変えるか – 高橋真理子|WEBRONZA – 朝日新聞社
学位論文で、他人の文章の丸写し(コピー&ペースト=コピペ)が横行していることが、小保方問題で明らかになった。小保方さんに限らず、他の人の学位論文でも丸写し箇所が多数あることがネットで指摘された。学位
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